2人目妊娠中!インフルエンザにかかった辛い思い出

妊娠中でもインフルエンザ予防接種を受けるべきか?

悪寒、高熱、関節痛…。インフルエンザになると、身動きがとれなくなるくらい重篤な症状が現れます。「予防注射をしたから大丈夫」「特効薬があるからそんなに不安がらなくても良いでしょ!」などとあなどってはいけません!

インフルエンザの注射は、かからないための注射ではなく、症状が重症化しないための注射…つまり、予防注射をしてもインフルエンザにかかるんです。それに、特効薬は確かに効き目抜群ですが、発熱してから48時間以内に服用しなければならないなど、決まりがあるので注意が必要です。

特に妊婦の方は気を付けましょう。妊婦は予防注射もできませんし、特効薬も服用できません。私が2人目妊娠中にインフルエンザにかかった時は、この世の終わりかと思うほどつらい数日間を過ごしました…。今回は、私が2人目妊娠中にインフルエンザにかかった経験談をご紹介します。

保育園からもらったインフルエンザ

私が2人目妊娠中のとき、上の子は2歳でした。私は産後すぐから働いていましたので、上の子は保育園に通っていました。毎日元気に通園し、体調を崩すこともほとんどなく順風満帆な保育園生活でした。

2人目を妊娠して数カ月経った頃、保育園でインフルエンザが流行り出したのです。とは言っても、インフルエンザが流行するなどお決まりの話。毎月のように「流行」が繰り返されている保育園にとっては、毎度のことなのです。

しかも上の子は普段から身体が丈夫だったので、「流行しているから気を付けて」という周りの注意もあまり気にしていませんでした。

周りのお友達が次々とダウンしていき、いつ自分の子が熱を出すのかとビクビクしていましたが、一向に体調の変化は訪れません。A型にかかってからB型にかかるという、気の毒極まりないお子さんもいる中、うちの子は常に元気に遊んでいました。

そのうちに、インフルエンザで通園停止になっていたお友達も保育園に復活するようになり、園には元のにぎわいが戻っていきました。お友達はほとんどインフルエンザにかかったのに、「やっぱりうちの子は丈夫なんだわ」と高をくくっていたら…、なんと急に38度の熱を出したではありませんか!ですが、もう保育園にはインフルエンザにかかっているお友達は誰ひとりおらず…。結局、流行が去った後、一番最後にインフルエンザになってしまったのです。

インフルエンザは普通の風邪と違って、本当に強烈な威力だと思いました。そして、「もう大丈夫だ」、と油断したときが一番危険なんだということも身に染みてわかりました。幸い、すぐに病院で診察を受けたので特効薬を使うことができ、子供はそれほど苦しむこともなく平熱に戻っていきました。

熱はないけど保育園には行けない状態は2日くらい続き、普段仕事であまり構ってあげられない罪滅ぼしに、たくさん上の子と遊びました。いつもは甘えてこないのに、ママと一緒に○○に行きたい、一緒に○○がしたい、と私と一緒にいたがりました。

インフルエンザになったことはつらかったけれど、こうやって子供と過ごす時間を作れたことは、結果的に良かったことなのかもしれないと思うようになりました。

上の子のインフルエンザが私に…

上の子も無事に保育園に行けるようになり、一安心。私も仕事に復帰しました。しかし、それから数日後の夜、何だか身体中にだるさを感じました。ここのところ疲れていたからかな、とあまり気にもせず、翌日いつも通りに出勤することに。

でも、やはりだるさは取れず、そればかりかぞわぞわと寒気を感じるようになりました。時間が経つにつれ、辛さはどんどん増すばかり。昼頃には立っているだけでも辛い状態になってしまいました。

熱を測ると38度は越え。これはもしかしたらインフルエンザでは?!と思い、すぐに病院に行きました。私は妊婦だったので、もちろん予防注射を打っていませんでした…。もしインフルエンザだったらどうしよう、どんなに重症化するのか、お腹の子にも影響があるのでは、と心配でなりませんでした。

病院では待っているのもやっとの状態でした。座っていられないので、中のベッドで横にならせてもらうことに。順番を少し早めてもらい、検査をしてもらいました。

結果は陽性。医師には熱が下がったばかりの上の子と遊び過ぎたのが原因かもしれない、と言われました。しかも妊婦はたたでさえ免疫が下がっているので、病気をもらいやすいそうです。たしかに、上の子と遊んでいるとき、私はマスクをしていませんでした…。

インフルエンザは特効薬がないと尋常じゃなくつらい!

医師からは、「嵐が過ぎ去るのをじっと待つしかない」と言われました。その言葉に、特効薬を使えない妊婦がインフルエンザになってしまったことの重みを感じました。ちゃんとマスクをして、感染予防に徹するべきだったと大後悔しました。

嵐、という言葉がぴったりなくらい、身体中が痛くて苦しくて黙って寝ていられませんでした。飲めるのはカロナールという解熱剤だけだったので、薬が効いている3~4時間くらいは眠りにつくことができますが、薬が切れるとふっと目が覚め、ごろごろとベッドの上をのた打ち回っていました。

身体が熱に冒されるのがこんなにつらいなんて、人生で経験したことがありませんでした。身体中の骨が痛み、眠ることもできない、インフルエンザとはそういう病気なんです。上の子は特効薬を服用できたからか、すぐに熱も下がり元気になっていったので、インフルエンザがこんなにつらいものだなんて知りませんでした。「早く嵐が去ってくれ」そう思わずにはいられませんでした。

ご飯もほとんど食べられませんでした。本当に、ただただ時間が経つのを待つことしかできませんでした。

インフルエンザは予防が大事

数日たって、やっと元の生活に戻りましたが、体力は落ち、精神的にもボロボロでした。しばらくはいつも通りに子供と遊ぶのもつらかったです。

この教訓を活かして、インフルエンザの流行時期はなるべく人混みには行かないように気を付けるのはもちろん、必ずマスクを着用して出かけるようにしています。手洗い、うがいも徹底して行っています。私だけでなく子供や夫にも口うるさく言っているので、インフルエンザだけでなくほかの病気や風邪にもかかることが少なくなりました。

私がインフルエンザにかかったとき、妊婦だったのでお腹の中の子供に影響があるのか心配していましたが、下の子は幸い元気に生まれました。医師によれば、妊婦がインフルエンザにかかったからと言って、お腹の赤ちゃんに影響が出ることはあまりないそうです。インフルエンザにかかることよりも薬を服用することのリスクの方が高いようです。

だからこそ、効き目の強い薬を服用できない妊婦は、特にインフルエンザには注意を払わなければなりません。特に兄弟のいるご家庭では、兄弟が保育園からもらってくる可能性が十分にありますので注意が必要です。自分の子が熱を出していなくても潜伏していることもあります。また、私のように、子供の熱が下がったからと言って油断してはいけません。潜伏期間が終わるまでは徹底した予防が大切です。

予防に勝る治療はありません!インフルエンザはとてもつらい病気です。インフルエンザにかからないように日頃の生活から見直すことが一番大切なことかもしれません。インフルエンザにかかってしまった体験談を聞いて、ご自身の予防に役立てて頂けたら幸いです!

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