病弱な私がインフルエンザにかかったら

かかりたくないのにインフルエンザにかかってしまった私の体験談

私は40代の女性です。
皆さんは体は丈夫な方でしょうか?私は昔から体が弱い方です。子どものころはよく扁桃腺を腫らせたり、風邪を引いてはしょっちゅう学校を休んだりしていました。

大人になってからもやはり体が弱いのには変わりがありません。今でも季節の変わり目になるとよく体調を崩します。
春には腸がやられてお腹を壊すことが多く、秋になったらなったで今度は風邪を引くことが多いような気がします。
毎年その繰り返しのような気がします。

おそらく私は他の方々に比べ免疫力が低いのではないかと思われます。寒くなり乾燥の冬になるとこれもまた私にとって嫌な季節です。まわりに風邪やインフルエンザが流行る季節だからです。私は常日頃から考えていることなのですが、日本人の考え方の「がんばることを美徳とする」のは、時と場合によっては考え直した方がいいと思っています。というのも熱が多少あっても、咳やくしゃみが出ていても、「がんばって会社を休まない」という風潮が日本ではあるからです。ちょっとぐらいの熱で会社を休めるか!そういう考え方が日本人の中には根強くあるのではないでしょうか。

そしてそれが当然で良いことのように思われている気がします。

前に冬の季節に、近所のコンビニに行くと店員が明らかにゴホゴホ咳をしていて鼻声です。
私はぎょっとしました。「お願いだから、そんなにがんばって働かないでほしい。周りに風邪をうつさないでほしい。」と思ってしまいました。なぜなら私が風邪をもらいやすいということもありますが、家では要介護の老人と暮らしているからです。

老人が風邪を引くと肺炎にもなりやすく命にもかかわります。元気な若者が風邪を引くのと訳がちがうのです。お釣りをもらうときに触れた店員の手がすごく熱くて、本当にそういうがんばりは迷惑でしかないからやめてほしいと思いました。
コンビニには食べ物も売っています。おでんだってむきだしです。食べ物でなくても咳をすれば商品に飛沫が飛びます。

がんばるのを美徳としないで、熱があったり咳が出たら即「人にうつさないように仕事を休む」そういう会社が増えてほしいです。そうしたら風邪が毎年こんなに広まらないのにと思います。無理してがんばるよりその方が早道だと思いませんか?

でもさずがに「インフルエンザ」では、決まりとして会社を休まなければなりません。これは大変ありがたいことです。
けれどもまだ私からすれば隙があります。なぜならインフルエンザのかかり始めはただの風邪だと思っていたりすることが多いからです。

ちょっとした体調不良と思ったまま会社や仕事にに出てきてしまうことが今はほとんどだと思われます。なのでもちろんやらないよりはいいですが、まだインフルエンザの拡散防止には甘い気がします。私は神経質すぎるでしょうか?

それにまた治っても、すぐに仕事に出てきてしまう人もいます。スーパーにも平気で出てきます。うつす可能性のある期間は十分に自宅で控え、外に出ないでほしいです。

実際私もインフルエンザにやられてしまったことがあります。

私は在宅で内職の仕事をしていますので、家の人がかかっていないのであれば、もらってくるのは外からということになります。その年の冬もほとんど人との接触がない生活でしたが、あるとき郵便局へ荷物を出しに行きました。

そのときの局員さんが、これまた明らかに体調が悪そうだったのです。私は風邪をもらいやすく神経質ですから、よくそのときのことを覚えています。「いやだなぁ。風邪を人にうつさないでほしいなぁ。」と思いましたが、顔を見てやり取りをしないわけにはいきません。お金を渡したり、お釣りを受け取ったりしました。

家に帰ってからしばらくして、どうも様子がおかしいです。熱が少し出てきました。「あ~、郵便局でもらっちゃったな~。」と思いました。それでも熱は37度ちょっとでしたので、ただの風邪だと思っていました。

それでもなかなか熱が引かないのでおかしいなと思っていると、姉から電話があり「微熱でもインフルエンザのときがあるんだよ。」と言われました。私はインフルエンザにかかるときは高熱で38度以上は出るものと思っていましたので、まさかかかってはいまいと思いつつも病院に行ってみました。

病院で微熱があることを告げると、「インフルエンザの可能性がありますから検査をしてみましょう。」と看護師に言われました。また他の患者さんにうつさないよう離れた別室で待たされました。やりとりの会話を聞いていた患者さんたちは、やはりうつされるのを恐れている感じで私を見ていました。

検査の結果、やはり微熱でもインフルエンザにかかってしまっていました。それももう発熱から3、4日過ぎていたので、今から薬が効くかどうかは分からないと言われてしまいました。それでも薬は処方され、隣の薬局で購入するとすぐにその場で吸わされました。他の患者さんにうつしてはいけないので、呼ばれるまでは入り口の外で待っていました。

家に帰り、内職をしているので会社にしばらく休ませてもらうよう連絡し、あとはずっと寝ていました。しかしやはり病院に行くのが遅れたためか、なかなか治りません。普通は1週間くらいしたら治ってくるかと思いますが、私のは2週間しても良くなりません。

やはりすでにウイルスが広がってしまって薬があまり効果を出せなかったようです。こうなったらあとはもう自然治癒で治すしかありません。ひたすら毎日ゆっくりと寝ていました。しかし、そのうち喉がおかしくなってきました。
喉の右半分が輪のようにカッと痛くなるのです。瞬発的にそこだけ砂漠のような乾いた感じなると言って分かっていただけるでしょうか。私はちょうどその少し前から「咳喘息」にもかかっていましたので、気管支がただれていることもあったかもしれません。そしてそのうちに変な痰が出てくるようになりました。結構粘度があり黄色っぽい色もついていたので「インフルエンザの二次感染」で肺炎になってしまったかもしれないと思いました。そこで心配になってもう一度病院へ行き、呼吸器科で診てもらいました。レントゲンを撮りましたが、幸い肺炎にはなってはいませんでしたが、喉がやられているということで菌を殺すために抗生物質が処方されました。

そうしてようやく3週間くらいして体がもとに戻ってきました。
仕事も長い間休んでしまいました。

もうインフルエンザにかかるのはこりごりです。2度とあの目には会いたくありません。ですから毎年冬になるとインフルエンザにかからないように細心の注意を払うようになりました。

予防はやはり「うがい」「手洗い」をよくすることです。うっかりウイルスに触ってしまってそれが口から入ってこないためです。また外へ出て人ごみの中に行くときには必ず「マスク」をするようになりました。最近では皆さんもすっかりマスクをするようになりましたから、あまり違和感がないのは助かります。ただ不思議なのは、電車の中などで見ていても、咳やくしゃみをしている張本人はマスクをせず、予防したい人がマスクをしているといった様子なのです。風邪っぽい人は必ずマスクをつけるよう徹底してほしいです。

それと予防として「エキナセア」というハーブティーを飲んでいます。エキナセアはキク科の植物で昔からネイティブアメリカンの人たちが風邪予防として使っていたハーブです。免疫力を高めてくれて、抗菌性、抗ウイルス性もあることが研究で分かっています。なのでインフルエンザの予防にもとてもいい飲み物なのです。またかかってしまってもこれを飲むと軽くすむとも言われています。

それともうひとつ「乳酸菌のサプリメント」も飲んでいます。最近「R-1乳酸菌」ということばを耳にする機会も増えてきました。スーパーでもヨーグルトが売られています。これは体の中の「NK細胞(ナチュラルキラー細胞)」を増やしてくれることが分かっています。NK細胞が増えるとやはり免疫力が高まり、ウイルスやがん細胞を減らす働きをしてくれます。これらを冬の季節に予防としてしっかり取ることによって、お陰様でそれ以来インフルエンザには一度もかかっていません。やはり誰もインフルエンザにはなりたくないものです。今年の冬もまた予防に努めていきたいです。

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